バズるレシピ研究会ブログ

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バズるレシピ研究会ブログ:SnapDish担当者に聞く、料理写真の撮り方と見せ方 〜嶋紘子編 第二弾〜

前回に引き続き、読者の興味を誘う料理写真にフォーカスし、どのような料理写真が注目されているかを取り上げていく。

 

今回は料理写真撮影ではどのようなポイントを押さえているのかについて注目してみた。

理屈がある程度わかっても、実際に撮影はどのように行われていくのか、どのように形になっていくのか、それらを解明していきたい。

 

料理写真アプリ「SnapDish」を運営しているヴァズ株式会社事業開発・広報担当の嶋紘子さんの取材第二弾。SnapDish担当者に聞く、料理写真の撮り方と見せ方」について話を伺った。

 

第一弾のインタビュー記事はこちら。

http://foodcreative.hateblo.jp/entry/2016/12/01/094612

 

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 《プロフィール》

ヴァズ株式会社 事業開発

嶋紘子

広告制作会社での営業兼プロデューサーを経て、2015年より料理写真共有サービスSnapDishを運営するヴァズ㈱に事業開発として入社し、主に広告営業を担当。ヴァズに入社する前からSnapDishのユーザー。

 

 

 

■1、どんな写真にグッとくるか気になります。撮り方や見せ方で気をつけるべき点はありますか?

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矢内:写真の撮り方や見せ方で気をつけるべき点はあるのでしょうか?

 

嶋:料理によって見せ方を変えるということですね。

前回紹介した思い切って料理に近寄って撮る方法では美味しそうな料理写真が撮れますが、俯瞰で上から全体を撮ると、食卓の温かみや楽しそうな雰囲気などを伝えることができます

 

矢内:一点集中だけが良いわけではないのですね。

 

嶋:はい。高さのある料理は横から撮って高さを伝えてあげるとわかりやすいですね。同じ料理でも与える印象が変わります。

 

矢内:その料理の特徴によって撮り方を変えてみるのですね。

 

嶋:具体的にグッとくる料理写真は、写真の取り方だけでなく、旬なものを使った料理や、定番だけどアレンジが効いた料理です。

 

矢内:旬なものは話題性がありますよね。

 

嶋:やはり旬な食材は安くて美味しいのです。それで皆さん旬なものを求めるのですが、同じものを同じように料理していると飽きてしまって、いろいろなアイディアを求めているので、そこで一工夫あるものなどは人気がでますね

 

矢内:確かに、自分だけではなかなかレシピを考えるのは難しいですよね。

 

嶋:例えば無花果の揚げ物などは「え?無花果を揚げちゃうの?」って驚きがあります。あと、お弁当のレシピなどもアイディアが求められています。

 

矢内:お弁当のおかずを毎日考えている人ってすごいですよね。

 

嶋:お弁当を毎日つくるのって本当に大変なんですよね。弊社では毎日スタッフがSnapDishユーザーさんの投稿を見て作ります。感謝ですね。

 

 

 

■2、スタイリングを作り込んだ写真とそうでない写真はどちらが人気が出ますか?

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矢内:スタイリングを作り込んだ写真は人気が出やすいのでしょうか?

 

嶋:投稿するサービス、媒体で評価の基準が違います。例えばインスタグラムですと

スタイリングをしっかりしたオシャレな感じが好まれますね。料理写真だけでなく、写真としての美しさやセンスが評価されるのだと思います。

SnapDishではスタイリングは拡散がされやすい一つの要素ですが必ずしも作り込んだスタイリングが良いとは限りません。料理が引き立つ食器や季節感が大切です。

 

矢内:スタイリングそのものが重要というより、媒体によって使い分けると。料理に合わせて器や布を選ぶのも重要なのですね。

 

 

 

■3、料理写真に使う器や布のおすすめショップはありますか?

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矢内:スタイリングに使う器や布ってどこで手に入れているのでしょうか?

 

嶋さん:弊社は吉祥寺なので、セレクトショップに行くより駅ビルの雑貨屋さんで買うことが多いですね。

 

矢内:スタイリングに使うものってオシャレなセレクトショップで集めているのかと思っていました。

 

嶋:SnapDishでも調味料メーカーさんのスタイリングをしていますができるだけユーザーさんが手軽に購入できるようなものを選んでいます。身近で買えるものは普段使いもできるのが嬉しいですよね。

 

矢内:どんな基準で選んでいくのでしょうか。

 

嶋:前述ですが、料理が引き立つことをまず考えます。パーティーメニューのようなものだとゴージャスにしたり。夏は涼しさを感じさせるためにガラスの器や爽やかなクロスを使うなどの演出をしたりもします。

 

矢内:料理や季節に合わせて演出を変えるのですね。

 

嶋:高いものは頻繁に買うわけではないので、イベントやとっておきの時に使います

季節感の強いものは使用する期間が限られますのでなるべく安く手に入れるようにしていますね。300円〜器や布、小物は買えるKichenKichenさんなど愛用しています。

 

矢内:300円!それぐらいのリーズナブルだとコストもかからないですね。

 

嶋:あと、私の部屋は間違いないですね。食器以外の小物もあるので、一式揃えるならここですね。

 

矢内:えっ嶋さんのお部屋ですか・・・行ってもいいのでしょうか・・?色々と見てみたいです!

 

嶋:違います。ショップの名前です。

 

矢内:失礼しました・・・・

 

 

 

嶋さんおすすめのショップを以下にまとめました!

 

■私の部屋・・・お手頃のものからしっかりした値段のものまである。一式そろえられるのでおすすめ。

 

KichenKichen・・・安価でトレンドの雑貨や器が手に入る。季節感が強く使用期間の短いものなどおすすめ。WECKDURALEXといった人気ブランドの品揃えも豊富。

 

 

SALON adam et rope ・・・ほかの人と差をつけたい、多少値段がはっても良いものを使いたい方におすすめ。定期的に器の企画もやっていて、ギフトにもおすすめ。


 

 

今回は、「SnapDish担当者に聞く、料理写真の撮り方と見せ方」について伺いました。

あくまで写真の主役は料理。華やかな演出も大切ですが、料理が際立つ構成を考えたいですね。

2回に渡り、嶋さんにバズるレシピにつなげるためのヒントとして、注目される魅力的な料理写真について伺ってきました。参考になりましたら幸いです。

 

 

 

 

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《プロフィール》

矢内悠介 

神奈川県出身 

1985年4月17日生まれ

株式会社フードクリエイティブファクトリー所属

営業プロデューサー

Facebook  : 矢内悠介

Twitter : @yuyuyusuke871