バズるレシピ研究会ブログ

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バズるレシピ研究会ブログ:レシピの書き方で拡散力は変わる!〜河瀬璃菜編 第二弾〜

連載第一弾はFCFのwebコンテンツプロデューサーである河瀬璃菜(以下りな助)に「ネットでレシピが拡散されるためにまず考えること」について話を伺った。

 

第二弾はレシピの書き方で変わる拡散力について伺い、どのような構成、書き方、表現が拡散力につながるかを追求する。

 

第一弾はこちら→http://foodcreative.hateblo.jp/entry/2016/09/28/105707

 

 

《プロフィール》

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株式会社フードクリエイティブファクトリー所属

ついでにビューティー料理研究家

フードコーディネーター

執筆プロデューサー

 

河瀬璃菜

1988年5月8日生まれ。 福岡県出身。

HP:http://foodcreativefactory.com/

BLOG:http://lineblog.me/linakawase/

Twitterhttps://twitter.com/Linasuke0508

beausHP:http://beaus.net/

 
 
 

■1、構成はどのように考えているんですか?

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矢内:レシピの構成はどのように考えているんでしょうか?

 

りな助:作る人がどんな風に作っているのかを想像しながら作ります。

例えば私は野菜を切ったりするものは一番初めにまとめてます。作り方3でいきなり野菜を切たりとか、そういうのって不親切だなって思って。 包丁使うものは最初で終わり!ってなると洗い物もしやすいですし、途中で手を洗ったりなどの手間も省けますよね。どのようにしたらその人が一番りやすいかを意識してますね。

 

矢内:僕もあまり料理せず不器用なので、これをやって、あれをやってと動きが多いレシピは難しく感じてしまうことがあったのでなるほどなあと感じます

 

りな助:簡単にできるものはなるべく簡素化させるというのも意識してます。

媒体にもよりますが、下茹での作業って電子レンジでできるよなっていうものは電子レンジを使ったりしますね。醤油とみりんと砂糖と、、、って調味料をたくさん用意しなくてはいけないものはめんつゆを使ったりしますし、豆板醤って一般の家庭にあるのかな?って思ったら、焼き肉のタレを使ったりなどなるべく材料を少なく簡単に作れる工夫はしていますね。

 

 

■2、レシピの書き方で気をつけている点はありますか?

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 矢内:書き方自体で気をつけていることはあるのでしょうか。

 

りな助:そのレシピ表記が本当に正しいのかどうかということは一番気をつけています

 

矢内:レシピ表記?

 

りな助:例えば、フライパンに油を「しく」のではなく正しくは「ひく」だったりとか。味を塩コショウで「整える」ではなく調整するという意味なのでしく「調える」だとかですね。

本当にその表記が世の中で正しいものなのか、そういった所はすごく気をつけてます。その理由として、受託の案件が多いので、レシピ表記が正しいものでないと当然その企業様の信頼に関わることになります。

せっかく良いレシピでも、「不適切な表現のレシピを出している」と捉えられてしまうことはすごくもったいないことなので、特に気をつけてますね。

 

矢内:広く知られる媒体であれば特にそうですね。

 

りな助:バズればバズるほど、多くの人の目に触れるのでなるべく誰でも正確に作れるようにレシピをつくるようにしてます。

せっかくの拡散されても炎上してしまっては本末転倒です。

 

 

■3、わかりやすい表現として、工夫していることはありますか?

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 矢内:わかりやすい表現方法として工夫している点など伺いたいです。

 

りな助:基本ですけど、例えば「えのきを3等分に切る」と表記されているとするじゃないですか。でもえのきって、料理をしない人にとっては、石づきをどこまで切ったらいいかわからないということがあると思うんです。

 
 矢内:わからないこと、多々ありますね!
 
りな助:しめじはとるのかな?舞茸はどうするんだろうな?とか。初めてその料理を作る人がそのレシピを見た時でもキチンと手順を踏んで作れるように、えのきの石づきを切るなども、わかりにくいものには写真を入れてわかりやすくもします。写真で見ると、「えのきってここは食べれたんだ!」とそれだけでも驚く人はいますしね。それを応用した記事が以前作ったこちらの記事とかですかね。
 
 

(企画、メニュー提案、編集まで河瀬が担当しています。)
 
 
矢内:なるほど。細かくて親切ですねぇ。他にもなにかありますか?
 
りな助:そうですね。例えば、鷹の爪ってどれぐらい炒めたらいいんだろうって思うこともあると思うんです。そうしたら、「香りがたつまで炒める」など表記します。「熱したフライパンを、、、」という表記に対し、熱したフライパンって強火?という疑問に対して火でフライパンを熱する」と表記します。本当に初歩的なことなんですが、その人がレシピを作る時に、迷いそうなことを一切排除するということですかね。
 
矢内:とてもわかりやすいです!どこまで何をやるかが明確ですと、効率よく作業が進みますね。レシピ表記の細かな気配りが、作り手のやる気にも繋がると思いました。
 
 
 
いかがでしたか?
連載第二弾は、レシピの書き方について気をつけている点を伺いました。
まずはどのような人が実際に作るのかを想像し、細かく手順を考えていくこと、
そして読み手を意識した正しい表記と表現がとても大切なことなんですね。
次回は、「写真の撮り方で変わる拡散力!」について伺います。

 

 

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《プロフィール》

矢内悠介 

神奈川県出身 

1985年4月17日生まれ

株式会社フードクリエイティブファクトリー所属

営業プロデューサー

Facebook  : 矢内悠介

Twitter : @yuyuyusuke871