バズるレシピ研究会ブログ

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バズるレシピ研究会ブログ:同じレシピでもネーミングで拡散力が変わる!〜河瀬璃菜編 第四弾〜

連載第三弾はFCFのwebコンテンツプロデューサーである河瀬璃菜(以下りな助)に「写真の撮り方で変わる拡散力」について話を伺った。

第四弾はネーミングで変わる拡散力について伺い、日々多くのレシピが生まれる中で、注目されるネーミングにするための考察について追求する。

 

第一弾→ネットでレシピが拡散されるためにまず考えること
第二弾→レシピの書き方で拡散力は変わる!
第三弾→写真の撮り方で拡散力は変わる!

 

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《プロフィール》
株式フードクリエイティブファクトリー所属
ついでにビューティー料理研究家
フードコーディネーター
執筆プロデューサー

河瀬璃菜
1988年5月8日生まれ。 福岡県出身。
HP:http://foodcreativefactory.com/
BLOG:http://lineblog.me/linakawase/
Twitterhttps://twitter.com/Linasuke0508
beausHP:http://beaus.net/

 

■1、ネーミングを考えるにあたり、まず何を考えますか?

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矢内:ネーミングってどんなことを考えて決めていくんでしょう?

りな助:パッとレシピ名を見た時のギャップ感を考えたりしますね。
例えば少し前にクックパッドさんでとうもろこしに粉チーズがかかっている料理がバズっていたのですが。これって「とうもろこしのパルメザンチーズがけ」って単純に言うこともできますが、このレシピの名前「麻薬とうもろこし」って言うんですよ。

 

矢内:麻薬ですか!!

 

りな助:え!?麻薬って大丈夫!?ってなりますよね。気になってついクリックしたくなると思います。「気になる」っていう感情をネーミングから引き出します。紙媒体だと中までしっかり見てもらえるかもしれないのですが、Web媒体はまずクリックされないと中を見てもらえないので、肝心な所ですよね。
でもここで気をつけなくてはいけないのが、ネーミングを意識するあまり内容とかけ離れたものになってしまうことですね。

 

矢内:確かに、なんか気になるなとクリックしたら全然かけ離れた内容だったらがっかりしますよね。

 



■2、ネーミングの文字数で意識していることはありますか?

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矢内:ネーミングの長さなどは決めているのですか?

 

りな助:長くなりすぎないように、わかりやすいように意識はしてます。食材の中で何を推したいのかの一点に絞るようにしてますね。


例えば、「〜❍❍を添えて〜」のような表記はあまりしないですね。お店とかだとオシャレで良いと思うのですが。

 

矢内:確かに、長すぎるとわかりづらいですね。

 

りな助:長すぎるとどこが本当のオススメかわからなくなるんですよね
ソースが推しなのか、メイン食材を推したいのか、付け合わせを推したいのか・・・推したいメインが何かを決め、一点に絞ってますね。

 

矢内:なるほど、注目してほしい所に集中させるんですね。

 

 


■3、ネーミングを考えるにあたり参考にしているものってありますか?

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矢内:ネーミングを考える時に何か参考にしてますか?

 

りな助:ネット用語や若者言葉などは表現の参考にしたりしますよ。ユーザーが普段から使っている何気ない言葉を使うことで親近感を持てますし、若者言葉は単純に発想が面白いなと思います。笑

 

矢内:なるほど。普段使っているような言葉を使うからこそ興味が湧くのですね。

 

りな助:あとは何か流行ったレシピをベースとして使わせてもらったりもします。例えば「おにぎらず」ってあるじゃないですか。「おにぎらず」っておにぎりを包まないものなんですけど、それをヒントに「ぎょうざらず」という包まない餃子というレシピを作りました。活用形としてはおかしいのですが笑

 

矢内:ぎょうざらず!!

 

りな助:はい。フライパンの上に皮をひいて、種を乗せて、また皮をひいて焼くという、包まない餃子です。流行ったものを文字ってみる代表的な例です。流行っているレシピはヒントになるので常に見るようにしていますね。

 

矢内:流行からも取り入れていくわけですね。ネーミングからは外れてしまいますが、最後にお聞きしたかったことがあります。以前と比べて求められているレシピって変わってきた感覚ってありますか?

 

りな助:働く女性が増えてきた分、作り置き、常備菜、時短、電子レンジでできるとか、「手軽だけど美味しい」というものが求められているように感じます。

その反面、ナチュラル思考の人が増えているので、ツナや味噌を自分で作ってみたいとか、自家製◎◎など、そういったレシピが増えてきた印象がありますね。

 

矢内:時代がどんな風に進んでいるか、そして流行は何なのか、そこを肌で感じることもレシピを作る上で大切な要素と思いました。りな助さん、大変勉強になりました。今回はありがとうございました。

 

りな助:こちらこそありがとうございました。少しでも皆さんのレシピ制作に役立ててもらえたら幸いです。

 

 

 

いかがでしたか?

Web媒体でクリックをしてもらうために最初の登竜門であるネーミング。

少しの文字の違いで注目されるかスルーされるか決まります。

その考え方や工夫が参考になりましたら幸いです。

 

連載四弾にわたり、河瀬璃菜さんのインタビューをお届けしました。

次回より、ヴァズ株式会社の事業開発担当をされている嶋様に、「注目される料理写真」というテーマでバズるレシピのヒントに繋がる要素を研究していければと思います。お楽しみに!

 

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《プロフィール》

矢内悠介 

神奈川県出身 

1985年4月17日生まれ

株式会社フードクリエイティブファクトリー所属

営業プロデューサー

Facebook  : 矢内悠介

Twitter : @yuyuyusuke871